あなたは大丈夫?小論文がうまく書けない高校生「5つの特徴」を解説します!
- 文章を書くのが苦手
- 何をすると減点されるのか知りたい
- 小論文の点数を少しでも上げたい
この記事では、「小論文が書けない高校生の特徴」についてなるべく分かりやすく説明します。
小論文を上手に書けるようになりたいという高校生は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
文章が苦手な高校生の共通点とは?
文章を書くのが苦手で小論文対策が進まないんです。
小論文で減点されないコツはあるんですか?
この記事を読んで「小論文が書けない高校生の特徴」を理解すれば、正しい文章を書けるようになりますよ。
わざわざ読みにくい文章を書いている
「文章を書くのが苦手」「小論文がうまく書けない」という高校生には共通点があるのを知っていますか?
それは「読みにくくなるように書いている」ということです。
読みやすい文章を書くためのルールとは反対のことをしているんですね。
そうなのか…全然気が付かなかったです。
でも安心してください。読みやすい文章は誰でも書けるようになりますよ。
文章が苦手でも小論文は書ける
添削してもらうたびにミスばかりが目立つと、小論文に苦手意識を持ってしまうかもしれません。
しかし、文章のミスは自分のクセなので、誰でも無意識にやってしまうものなんです。
練習すればいくらでも直すことができるので、心配することはありません。
これからお伝えする5つの特徴に注意すれば、読みやすい文章が書けるようになりますよ。
小論文が書けない高校生5つの特徴
小論文が書けない高校生の特徴について具体的に見ていきましょう。
①ひとつの文が長い
②読点がない
③読点の位置がズレている
④誤字脱字が目立つ
⑤文末表現が混同している
ひとつずつ順番に説明していくので、思い当たるものがある人はそこを意識して練習するようにしてください。
①ひとつの文が長い
これは思い当たる人も多いかと思いますが、文章をつなげて書いていませんか?
ひとつの文章が長いということは、それだけ情報量が多いということです。
情報を詰め込みすぎると内容がぼやけてしまい、伝えたいことが思うように伝わらなくなってしまいます。
ひとつの文が長いと・・・
厚生労働省の調査によると、〇〇には☆☆という傾向があり、~~という理由から△△が考えられるため、これを改善するためには◇◇する必要がある。
文章を区切ってみると・・・
厚生労働省の調査によると、〇〇は☆☆ということが分かる。
このことから、△△が考えられる。
なぜなら、~~だからだ。
そのため、これを改善するためには◇◇が必要である。
文章を書くのが苦手な高校生ほど、ひとつの文が長くなる傾向が強いです。
どんなに長くても、ひとつの文は60文字以内(原稿用紙3行分)に収めるようにしましょう。
②読点がない
次は、文章の途中に読点を打たないケースです。
読点がないと、メリハリがなく読みづらい文章になってしまいます。
では、下の例文を見てください。
<読点がない文章>
このお店のランチメニューはサラダランチパスタランチスープランチの3種類だ。またホットコーヒーアイスコーヒーアイスティーを100円で追加できるので私はいつもアイスコーヒーを注文している。
<読点がある文章>
このお店のランチメニューは、サラダランチ、パスタランチ、スープランチの3種類だ。また、ホットコーヒー、アイスコーヒー、アイスティーを100円で追加できるので、私はいつもアイスコーヒーを注文している。
どちらの文章が読みやすいですか?
読点があることで、読みやすい文章になっていることが分かると思います。
③読点の位置がズレている
しかし、とりあえず読点を入れたら良いのかというと、それも間違いです。
なぜなら、読点を打つ場所によって文章の意味が変わってしまうから。
イメージしやすいように、これも例文を見てみましょう。
例文1)母は、姉と私が働いているカフェに来た。
例文2)母は姉と、私が働いているカフェに来た。
問題1:カフェに来た人は?
例文1)母のみ
例文2)母と姉
問題2:働いている人は?
例文1)姉と私
例文2)私のみ
いかがでしょうか?
読点の位置によって、文章の意味がこんなにも変わってしまうんです。
つまり、読点の位置を間違えただけで、あなたの言いたいことが伝わらなくなってしまいます。
小論文は、自分の主張を読み手に納得させる文章ですから、内容が伝わらない文章は減点されて当然ですよね。
余計な減点をなくすためにも、読点を入れる位置には気を付けましょう。
④誤字脱字が目立つ
これは細かい説明が不要かもしれませんが、漢字が間違っていたり、送り仮名が抜けていたりすると減点の対象になります。
「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」も同様です。
<ら抜き言葉の例>
✕「食べれる」
〇「食べられる」
<い抜き言葉の例>
✕「困ってる」
〇「困っている」
しかし、このようなミスはいくら練習しても完全になくすことはできません。
特に、入試本番は制限時間との戦いなので、焦って間違えることはよくあります。
ですから、どこか必ず間違えているという前提で見直しをする習慣をつけておきましょう。
文字が汚い、文字が薄い、といった場合も減点されてしまうので気を付けましょう。
⑤文末表現が混ざっている
あなたも「小論文はだ・である調で書く」というルールは知っていると思います。
しかし、高校生の添削をしていると「です・ます調」が混ざりこんでいることがとても多いです。
そしてその大半は、「です・ます調」が混ざっていることに気が付いていません。
入試本番、こんな小さいミスで減点されてしまうのはもったいないですよね。
自分はこんなミスしないと思わずに、注意して書くようにしましょう。
小論文が書けない高校生の特徴まとめ
「小論文が書けない高校生の特徴」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
すごく基本的な内容に感じたかもしれませんが、できていない高校生がとても多いです。
この記事で紹介した特徴に当てはまる人は、特に注意して取り組んでみてください。
①ひとつの文が長い
②読点がない
③読点の位置がズレている
④誤字脱字が目立つ
⑤文末表現が混ざっている
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
何度も見返すことができるように、ブックマークをおすすめします!