【例文あり】400字の小論文は“シンプル”に書こう!合格ライン突破のポイントとは?
- 志望校の小論文が400字
- 文章をダラダラ書いてしまう
- 自分の意見をまとめるのが苦手
この記事では、「400字の小論文のポイント」についてなるべく分かりやすく説明します。
文章を簡潔に書くのが苦手だという人は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
400字の小論文は結構短い
志望校の小論文が400字なんです。
ついつい文字数をオーバーしてしまいます。
この記事を読んで「400字の小論文のポイント」を身に付ければ、スラスラ書けるようになりますよ。
なぜ400字の小論文を出題するのか?
大学入試の小論文といえば、800字で書く問題が多いですよね。
そんななか、なぜ400字の小論文を出題するのでしょうか?
ショウくん、その理由は分かりますか?
まったく見当がつきません・・・
実際に書いてみると分かるのですが、小論文を書くうえで400字というのは結構短いです。
余計なことばかり書いていると、あっという間に文字数オーバー。
つまり、「自分の意見を端的に述べられるか?」というのがポイントになるというわけですね。
ダラダラ書いていると、あっという間に400字を超えてしまうんです。
自分の意見を簡潔にまとめて、相手に分かりやすく伝える。
大学側は、そんな力を見るために、あえて400字で出題しています。
そこを理解しているかどうかが、点数に大きく影響すると言えそうです。
400字でも3部構成で書こう
では、実際の書き方について説明していきましょう。
実は、文字数が400字であろうが800字であろうが、小論文の書き方は変わりません。
ロンさん、小論文の3部構成は覚えていますか?
はい!序論、本論、結論の順に書くんですよね!
ロンさんの言うとおり、400字の場合でも、序論、本論、結論の3部構成で書きましょう。
<小論文の3部構成>
序論:文章の導入
本論:話を展開させる
結論:文章のまとめ
この3部構成を守るだけで、小論文が苦手な人でも分かりやすい文章が書けるようになります。
文字数の多さに関わらず、この流れに沿って書いておけば問題ナシ。
特に、文章を短くまとめるのが苦手な人は、今のうちに身に付けておきましょう。
小論文の3部構成を忘れてしまったという人は、以下の記事で一緒に勉強しましょう。
文字数が少ないからと言って、自己流で書かないでくださいね。
文字数の目安は?
では次に、各ブロックの文字数について見ていきましょう。
400字の小論文の場合、以下の文字数が目安となります。
<400字小論文の文字数の目安>
序論:60文字(3行)
本論:300文字(15行)
結論:40文字(2行)
※カッコ内の行数は、20マス×20行の原稿用紙を想定しています。
序論と結論は、1文~2文で簡潔にまとめなくてはいけません。
本論は、ひとつの具体例を膨らませても良いですが、難しい場合は分けて書くのもアリですね。
ただし、具体例は多くても2つにしてください。
3つ以上になると、浅い文章になってしまうので気をつけましょう。
ざっくり計算すると、2割・7割・1割くらいが目安です。
「以上」「以内」「程度」の違いに注意
この流れで、字数制限の注意点についても確認しておきましょう。
小論文の文字数は、「〇〇文字以上」「〇〇文字以内」「〇〇文字程度」というように、問題によって条件が変わります。
これをうっかり見落としてしまうと、大幅な減点に繋がってしまうので注意が必要です。
ところで、それぞれの違いは分かりますか?
ちょっと不安なので教えて欲しいです。
分かりました。では、一緒に確認していきましょう!
1文字でも足りなければ減点されます。
特に上限は無いですが、ムダに長い文章は印象が悪いです。
プラス2割を目安に、400字の場合だと500文字程度でまとめるのがいいでしょう。
1文字でも超えてしまうと減点されます。
しかし、少なすぎてもいけません。最低でも8割は書きましょう。
400字の場合は、320文字が最低ラインです。
字数制限の前後1割程度が目安です。
400字の場合は、360字~440字の間に収めましょう。
練習問題に挑戦してみよう!
400字小論文の書き方について説明してきましたが、どうでしたか?
ポイントをまとめると以下のとおりです。
<400字小論文のポイント>
- ダラダラと書かずに簡潔にまとめる
- 400字でも3部構成を守って書く
- 文字数の目安は「2割・7割・1割」
それでは、このポイントを踏まえて練習問題に挑戦してみましょう。
問題のテーマは「成年年齢の引き下げについて」です。
このテーマについて良く分からないという人は、事前に調べてからでも構いません。
とにかく一度書いてみることが重要なので、時間を気にせずチャレンジしてくださいね。
成年年齢が引き下げられたことについて、あなたの意見を400字以内で述べよ。
この下に例文があります。自力で挑戦したい!という人は、ここでストップしてください。
(序論)私は成年年齢が18歳へ引き下げられたことに賛成だ。なぜなら、若者の積極的な社会参加を促すきっかけになるからである。
(本論1)たしかに、現在の日本においては18歳の多くが高校生だ。そのため、社会経験が不足している、経済的に自立していないなど、成人と呼ぶには早いという意見があるだろう。しかし、世界的に見ても成年年齢を18歳と定めることが主流であり、日本の若者だけが極端に未熟だというのは考えにくい。
(本論2)また、法務省が「民法(成年年齢関係)改正Q&A」で説明しているように、若者の自己決定権を尊重することは積極的な社会参加を促すことに繋がるはずだ。少子高齢化が進行している日本だからこそ、それには大きな意味があると言える。そして、自由と責任を負う立場になるからこそ、成人としての自覚が芽生えるのではないだろうか。
(結論)以上のことから、私は成年年齢が18歳へ引き下げられたことに賛成する。
400字小論文のポイントまとめ
「400字の小論文のポイント」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
400字の短い小論文は、いかに簡潔にまとめられるかが勝負です。
つい文章が長くなってしまうという人は、何度も繰り返し練習してみましょう。
- ダラダラと書かずに簡潔にまとめる
- 400字でも3部構成を守って書く
- 文字数の目安は「2割・7割・1割」
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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