【小論文対策】もう書き出しで迷わない!序論の書き方3ステップで解説します!
- 小論文の書き始めが分からない
- 自分の意見がまとまらない
- 何が言いたいのか分からない文章になる
この記事では、「小論文の序論の書き方」についてなるべく分かりやすく説明します。
小論文の書き出しでつまずいてしまうという高校生は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
自分の考えを明確にしよう
小論文の内容が決まっても、書き出しが分かりません。
書いているうちに、意見がまとまらなくなってしまいます。
この記事を読んで「小論文の序論の書き方」を理解すれば、迷わず書けるようになりますよ。
小論文の仕上がりは序論で決まる
小論文は「序論・本論・結論の3部構成」で書きましょう。
すでに小論文対策に取り組んでいる人なら、一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、その通りに書いているつもりでも、あとで読み返したら「分かりにくいな」と感じたことはありませんか?
たしかに、結局何が言いたいのか分からないことがありますね。
ロンさんもそうでしたか。
実はそれ、序論が書けていないからなんです。
ゴールが分からないと迷子になる
序論の目的は、自分の意見(主張)を明確にすることです。
そして、そこで書いた意見をもとに文章を書き進めていきます。
つまり、序論の内容によって小論文全体の方向性が決まるということですね。
いくら序論・本論・結論の順に沿って書いていても、言いたいコトが明確になっていなければ、ゴールが分からないまま走っているようなもの。
その状態では、途中で迷子になるのも無理ありません。
書いている途中で迷わないためにも、ゴールをきちんと設定しておくことが重要なんです。
序論の書き方3ステップ
ここまでお伝えしたとおり、小論文の内容は序論で決まると言っても過言ではありません。
もし序論がきちんと書けていなかったら、文章が成立しなくなり減点の対象となってしまいます。
入試本番での減点を減らすためにも、序論の書き方を一緒に確認していきましょう。
①聞かれていることを理解する
②自分の意見を決める
③理由をかんたんに説明する
①聞かれていることを理解する
まず、問題をしっかり読んで「何を聞かれているのか」を把握しましょう。
入試小論文の場合、以下のようなパターンが考えられます。
- 賛成、反対の意見を求められているのか
- 具体的な案を求められているのか
このように、何を聞かれているのかによって答え方が変わりますよね。
どんなに論理的な文章が書けていても、正しい解答ができていなければ点数になりません。
当たり前のように聞こえると思いますが、分かったつもりで書き始める高校生がとても多いので気を付けましょう。
②自分の意見を決める
問題の内容が理解できたら、次は自分の意見を決めましょう。
入試小論文では、以下のような書き方が多いですね。
- ~に賛成する。
- ~に反対する。
- ~するべきだと考える。
ここで重要なのは、曖昧な意見を書かないことです。
序論は自分の意見を明確にするパートなので、必ずひとつに絞るようにしましょう。
この場合は賛成だけど、この場合は反対・・・
のような書き方はNGですよ。
また、解答が「賛成」または「反対」に分かれる場合、どちらが有利ということはありません。
それぞれの側面から意見を出して、書きやすい方を選ぶようにしましょう。
③理由をかんたんに説明する
最後に、理由を簡潔に述べましょう。
ダラダラと説明せず、シンプルにまとめるよう心がけてください。
詳しい説明は本論に書くので、序論では以下のような書き方でOKです。
なぜなら〇〇だからである。
理由をひとことで言うと?
というイメージで書くといいですよ。
小論文の書き出しを具体的に見てみよう
大学入試でよく出題される小論文は、大きく3パターンに分かれます。
- テーマ型
- 課題文型
- 資料読み取り型
それでは、問題のタイプ別に序論の書き方を確認していきましょう。
テーマ型小論文の場合
テーマ型の小論文は、与えられたテーマについて自分の考えを掘り下げていきます。
そのため、以下のような解答になることが多いです。
- 賛成または反対の立場から意見を述べる
- 具体的な意見を提示する
私は小学生がスマートフォンを利用することに賛成だ。
私は待機児童問題について〇〇と考える。
課題文型小論文の場合
課題文型の小論文は、与えられた課題文をもとに自分の意見や考えを展開していきます。
課題文の内容を考慮して書く必要があるため、以下のような解答になります。
私は筆者の意見に賛成だ。
筆者は文化の多様性について~と述べている。私はこの意見を踏まえ〇〇と考える。
資料読み取り型小論文の場合
資料読み取り型の小論文は、グラフや表などの資料を分析したうえで、それに対する自分の考えを述べます。
資料の解析問題と論述問題に分かれることが多く、それぞれ以下のような解答になることが多いです。
この資料から〇〇ということが言える。
資料の内容から、〇〇という問題が挙げられる。
小論文の序論の書き方まとめ
「小論文の序論の書き方」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
序論を上手に書けるようになると、小論文全体のレベルが一気に上がります。
小論文が苦手な人は、この記事を何度も見返して序論をしっかり書けるように練習してください。
①聞かれていることを理解する
②自分の意見を決める
③理由をかんたんに説明する
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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