【入試小論文】原稿用紙の正しい使い方をマスターして減点を防ごう!
- 原稿用紙の使い方を忘れてしまった
- 横書きになると急に分からなくなる
- 文章の書き方に自信がない
この記事では、「原稿用紙の使い方」についてなるべく分かりやすく説明します。
試験本番で減点されないためにも、この記事で一緒に勉強していきましょう。
原稿用紙を使いこなして減点をなくそう
原稿用紙のルールを守らないと減点されるって本当ですか?
横書きになると急に分からなくなってしまうんです。
この記事を読んで「原稿用紙の使い方」を身に付ければ、入試本番で余計な減点をなくすことができますよ。
原稿用紙の正しい使い方を知っていますか?
「原稿用紙の使い方、忘れちゃったんだよな」
あなたも今、そんな思いでこの記事を読んでいるのではないでしょうか。
これまでも学校の授業で、原稿用紙を使ったことがある人は多いと思います。
でも、そのほとんどは「縦書き」だったはず。
しかし、入試小論文で使う原稿用紙は、その大半が「横書き」なんです。
そういえば横書きのルールは教わってないかもしれません。
教わっていなくても大丈夫。今から一緒に勉強していきましょう。
原稿用紙の基本ルール
さきほど、入試小論文で使う原稿用紙の大半は「横書き」だとお伝えしました。
ただ、ごくまれに縦書きのケースもありますので、両方対策しておくに越したことはありません。
そこでこの記事では、縦書きと横書きの「共通ルール」と「異なるルール」に分けて解説していきます。
1)共通ルール
まずは、すべての原稿用紙における共通ルールについて勉強しましょう。
6つのポイントに分けて説明していきますね。
マスの使い方
- 1マスに1文字ずつ書く。
文章の書き出し
- 文章の書き出しは、必ず1マス空ける。
- 要約問題の場合は、1マス空けずに書き始める。
段落のはじめ
- 段落のはじめは、必ず1マス空ける。
- 次の段落へ移る場合は、改行して1マス空ける。
小さい文字
- 「っ」「ゃ」などの小さい文字も、1マスに1文字で書く。
- 小さい文字が行頭(最初のマス)にくる場合も、そのまま書いてOK。
繰り返し記号「々」
- 人々、日々などに使う「々」という文字は、行頭に書いてはいけない。
- もし行頭(最初のマス)にきてしまったら、「人びと」「人人」のように書く。
カギカッコ
- カギカッコひらく(「)を行末(最後のマス)に書いてはいけない。
- カギカッコとじる(」)を行頭(最初のマス)に書いてはいけない。
2)縦書きと横書きで異なるルール
次は、縦書きと横書きで異なるルールについて勉強しましょう。
これは3つのポイントに分けて説明していきますね。
句読点
【縦書き】マス目の「右上」に書く。
【横書き】マス目の「左下」に書く。
どちらの場合も読点(、)や句点(。)は、それぞれ1マス1文字で書きます。なお、行頭(最初のマス)に書いてはいけません。
数字
【縦書き】漢数字で書く(二〇二三年、二千二十三年)
課題文や資料のなかにある数字も漢数字に直しましょう。
【横書き】算用数字で書く
1桁の数字は1マス、2桁以上の数字は2文字で1マスに書きます。
言葉の一部に数字が入っている熟語は漢字で書きましょう(一石二鳥、一期一会)。
アルファベット
【縦書き】アルファベットは原則禁止。
外来語はカタカナで書きましょう。%、cmなどの単位もカタカナで書きます。
ただし、略号に限りアルファベットのままでOKです。
やむを得ず略号以外の英語を書くときは、横に寝かせて書きましょう。
【横書き】そのまま書いてOK。
縦横どちらの場合も、大文字は1マス1文字、小文字とスペースは1マス2文字で書きます。なお、略号は1マス1文字でOKです。
原稿用紙の使い方まとめ
「原稿用紙の使い方」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
原稿用紙を正しく使えるようになれば、それだけで余計な減点を防ぐことができます。
今まで間違えて覚えていたルールは、この機会にしっかり身に付けておきましょう。
1)共通ルール
- マスの使い方:1マスに1文字
- 文章の書き出し:1マス空ける
- 段落のはじめ:改行して1マス空ける
- 小さい文字:1マスに1文字で書く/行頭に書いてもOK
- 繰り返し記号「々」:行頭に書いてはいけない
- カギカッコ:ひらくは行末禁止、とじるは行頭禁止
2)縦書きと横書きで異なるルール
- 句読点:縦書きは右上、横書きは左下
- 数字:縦書きは漢数字、横書きは算用数字
- アルファベット:縦書きは横に倒す、横書きはそのまま書く
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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