減点される小論文の共通点とは?合格点を取るための書き方3つのコツ
- 志望校の入試科目に小論文がある
- 少しでも高い点数を取りたい
- 減点されない方法を知りたい
この記事では、「小論文の減点されない書き方」についてなるべく分かりやすく説明します。
小論文で少しでも高得点を取りたいという人は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
小論文の採点は減点方式
添削してもらうと、いつも赤ペンだらけで返されてしまいます。
減点されないために注意することはありますか?
この記事を読んで「減点されない書き方」を身に付ければ、より高い点数を取ることができますよ。
減点される小論文4つの共通点
今このブログを読んでいるあなたも、受験対策のために小論文を勉強し始めたのではないでしょうか。
大半の高校生は、学校の授業も含めて、これまで小論文を書く機会がなかったはずです。
だから、何から始めたらいいのか分からない。
「まずは質より量だ!」ということで、とにかく何度も書いている高校生を多く見かけます。
しかしいくら練習しても、間違った小論文を書き続けていては意味がありません。
せっかくの努力をムダにしないためにも、どんな小論文だと減点されてしまうのかしっかり押さえておきましょう。
減点される小論文には、以下4つの共通点があります。
- とりあえず書いている
- 自分の意見しか書いていない
- 答えがズレている
- 字が汚い
ひとつずつ順番に説明していきますね。
とりあえず書いている
あなたは、問題を読んですぐ解答用紙に書き始めていませんか?
もし心当たりがあるなら要注意。
何の準備もなしに書き始めてしまうと、意味の通じない文章になってしまいます。
小論文では、どんなに良い内容が書けていても、相手に伝わらなければ意味がありません。
小論文の準備でいちばん重要なのがメモ作り。
メモを作らずに書き始めるのは、間違いなく減点に繋がると言っていいでしょう。
自分の意見しか書いていない
また、最後までずっと自分の考えだけを書いているのも減点対象になります。
小論文は、読み手を納得させる文章にしなくてはいけません。
もちろん自分の意見を書かないことには始まらないのですが、納得させるためには根拠が必要です。
具体的な根拠や理由があってこそ、自分の意見が引き立ちます。
「なぜそう考えるのか?」が抜け落ちている小論文は、高い点数を取ることができません。
答えがズレている
そして、問題に対して正しい答えを書いていない文章も減点されてしまいます。
これは「1+1=3」と答えているのと同じこと。
出題者が求めている答えを書いていないので、当然ながら点数になりません。
また、ズレた答えを書いているということは、問題をきちんと読んでいない証拠です。
小論文では、論理的な文章を書くことに加えて、読解力や思考力も試されます。
これらの力は、大学での学びに必要だからです。
「答えがズレている=読解力が足りない」と思われても仕方ないですよね。
緊張のあまり問題文を読み飛ばしてしまう受験生もいますが、どんな状況であれ減点対象になることは避けられません。
字が汚い
最後は、シンプルに字が汚いことです。
どんなに良い意見が書けていても、何て書いてあるのか分からなければ採点できないですよね。
また字が汚いだけでなく、薄くて読めない字も要注意。
小論文は複数の人で採点するので、誰が見ても読める字で書くというのが大前提です。
どんなに丁寧に書いていても、採点者が読み取れなければ減点されてしまうので注意しましょう。
小論文の減点を防ぐ3つのコツ
ここからは、減点を防ぐためのコツをお伝えしていきます。
まず前提として、小論文で満点を狙う必要はありません。
というよりも、小論文は減点方式で採点されるので、100点を取るのはほぼ不可能だと考えてください。
つまり、減点される箇所をいかに減らせるかが志望校合格のカギを握っているということです。
ちなみに、一般的な合格ラインは6割程度なので、受験生はそこを目指すことになりますね。
以下3つのコツを身に付けて、合格ラインに到達させましょう。
1)問題をきちんと読み取る
2)文章の構成に気をつける
3)読みやすいように整える
1)問題をきちんと読み取る
まず、設問をきちんと読んで内容を把握しましょう。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、そこを徹底するのが合格への近道です。
問題を読み飛ばしたり、勘違いしたまま解き始めると、ぜんぜん違う答えを書いてしまいます。
内容によっては、減点だけでは済まないことも。
- 何について聞かれているのか
- どんな内容を書かなくてはいけないのか
上の2つをしっかり理解したうえで問題に取り組みましょう。
頭では分かっていても、入試本番で突然できるものではありません。
普段から意識して取り組むようにしてください。
2)文章の構成に気をつける
次は、文章の構成についてです。
小論文には、基本となる三部構成があります。
序論・本論・結論というやつですね。
小論文は、どんなに良い内容が書けていても読み手に伝わらなければ意味がありません。
伝わりやすい文章にするために、この三部構成が必要というわけです。
書き方を忘れてしまったという人は、以下の記事で一緒に復習しましょう。
三部構成のなかでも、序論と結論(小論文の最初と最後)は自分の意見を書くパートになります。
そこをしっかり書いたうえで、本論で根拠や理由を具体的に説明するイメージです。
結局なにが言いたかったの?とならないように、順序立てて説明する必要があるというわけですね。
また文章にする前に、内容を整理しながらメモを作ることも重要なポイントです。
メモ作りについては以下の記事で詳しく解説していますので、不安な人は一緒に勉強しましょう。
3)読みやすいように整える
最後に、読みやすい字で書くのも重要なポイントです。
せっかく書いた小論文も、採点者が読み取れなければ減点対象になってしまいます。
ていねいに書くのは最低条件。
誤字脱字に気をつける、濃い字で書く、分かりやすい表現を使うなど、読みやすいように文章全体を整えましょう。
どうしても漢字が思い浮かばないときはどうしたらいいですか?
そんなときは無理せずひらがなで書きましょう。
たったひとつの誤字が合否を分けるかもしれません。
書き終わったら見直しをするクセを付けておくこと、その時間を計算に入れておくことも、重要な対策ですね。
小論文の減点されない書き方まとめ
「小論文の減点されない書き方」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
小論文の採点は減点方式なので、いかにミスを減らせるかが重要です。
この記事の内容に心当たりがあった人は、入試本番までに克服できるよう繰り返し取り組んでいきましょう。
<減点される小論文4つの共通点>
- とりあえず書いている
- 自分の意見しか書いていない
- 答えがズレている
- 字が汚い
<減点を防ぐ3つのコツ>
1)問題をきちんと読み取る
2)文章の構成に気をつける
3)読みやすいように整える
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
何度も見返すことができるように、ブックマークをおすすめします!
\役に立ったらシェアしてください!/