もう時間がない!入試直前から始める人の小論文対策(7日間の勉強プラン付き)
- 小論文対策を後回しにしてしまった
- 急に小論文対策が必要になった
- 入試直前の対策方法を知りたい
この記事では、「入試直前から始める小論文対策」についてなるべく分かりやすく説明します。
あと数日で小論文をなんとかしたいという人は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
1週間で小論文を仕上げる方法
もうすぐ入試なのに、小論文の対策がまったく進んでいません。
今からでも対策できることはありますか?
この記事を読んでプラン通りに対策すれば、入試レベルの小論文を書けるようになりますよ。
小論文のノー勉はもったいない
まずはじめに、お伝えしたいことがあります。
小論文の対策ゼロで入試に挑むのは、非常にもったいないということです。
なぜなら、小論文は練習すればそれなりに書けるようになるから。
もちろん、完璧に仕上げるには時間が足りません。
しかし、入試の小論文で満点を目指す必要はないんです。
志望校のレベルによっては、6割できれば合格ラインに十分届きます。
そして、受験生がよく勘違いしているのが、誰も思いつかないような意見を書かなければいけないということ。
入試の小論文は、そんなことを求めているのではありません。
それよりも、読んでいる人が分かりやすい文章で、制限時間内に完成させることが重要なんです。
「文字数が届いていない」
「文章が伝わらない」
もしそんな状況で本番を迎えてしまったら、自ら点数を捨てているようなものです。
そうならないためにも、今日からさっそく対策を始めていきましょう。
写すことから始めよう
もう小論文の基礎が分かっている、何度か書いたことがあるという人は、過去問や練習問題にどんどん挑戦しましょう。
もし、小論文対策にまったく手を付けていないのであれば、模範解答の丸写しから始めてください。
模範解答を写して何の意味があるんですか?
実は丸写しすることで、こんなメリットがあるんですよ。
<模範解答を丸写しするメリット>
- 小論文の構成を学べる
- 原稿用紙の使い方が身に付く
- 文字を書くスピードが分かる
- 言葉のレパートリーが増える
- 事例を他で転用できる
これらの内容を短時間で学ぶことができるので、模範解答の丸写しは良いことだらけなんです。
また、小論文は誰も思いつかないような意見を求めているわけではありません。
自分の考えを分かりやすく伝えられるか、相手を納得させられるか、ということの方がはるかに重要です。
まずは、正しい文章を書けるということが大前提。
小論文の基本形を身に付けるには、丸写しがいちばん手っ取り早いのです。
ニュースは毎日チェック
しかし、ただ模範解答を写していれば良いのかというと、そんな訳はありません。
それとは別に、毎日取り組んで欲しいことがあります。
志望学部に関連するテーマのニュースを、毎日ひとつずつピックアップすることです。
そして、その内容を要約して自分の考えをまとめておきましょう。
これを続けることで、専門的な知識が身に付くだけでなく、自分の意見をストックできます。
入試本番で似たようなテーマが出たら超ラッキー。
仮に出題されなくても、その内容が違う角度から結びつくこともあります。
毎日ひとつずつ取り組めば7つのテーマに対応できるようになるので、これは大きな武器ですよね。
また、ここで取り組んだことは面接にも役立ちます。
実際に私が指導した受験生のなかにも、調べていたニュースがきっかけで話が盛り上がったという人がいます。
というわけで、限られた時間で対策しなければいけない受験生にとっては、もってこいの対策なんです。
7日前からはじめる小論文対策プラン
では、ここからは具体的な対策プランを考えてみましょう。
今回は、7日間しかない場合を想定したプランを紹介します。
私がおすすめする小論文対策プランはこれです。
- 1~2日目:模範解答の丸写し
- 3~4日目:練習問題に挑戦
- 5~6日目:過去問を解く
- 7日目:関連テーマについて書く
これに加えて、先ほどお伝えした関連ニュースのピックアップを毎日行うことになります。
では、順番に解説していきましょう。
1~2日目:模範解答の丸写し
まずは、模範解答の丸写しから始めましょう。
小論文の構成は基本的に同じなので、まずはそれに慣れることが重要です。
原稿用紙を準備して、何度も書く。
それを繰り返しているうちに、どんな流れで書けばいいのか掴めてくるはずです。
また、入試本番は原稿用紙に書くケースが多いです。
もし誤った書き方をしてしまうと、それだけで減点されてしまいます。
少しでも点数を伸ばすために、原稿用紙の使い方もまとめて身に付けてしまいましょう。
模範解答を書き写す際は、以下2つのポイントを意識するといいですよ。
1)時間を計る
2)使えそうなネタをメモする
1)時間を計る
ひとつめのポイントは、時間を計りながら書くことです。
そうすることで、自分が文字を書くスピードが分かります。
つまり、清書の時間に何分必要なのか、あらかじめ計算できるというわけです。
「清書なんて10分あれば十分でしょ」
そんな風に考えている受験生もいますが、実際に書いてみるとそんな上手くはいきません。
どんなに良い内容が思いついても、最後まで書ききれなければ0点になる可能性も…。
途中で時間切れになる受験生もいますので、練習の段階から意識しておきましょう。
2)使えそうなネタをメモする
ふたつめのポイントは、使えそうなネタをメモすることです。
模範解答のなかに出てきた事例や使えそうな言葉は、なるべく残しておきましょう。
小論文に慣れないうちは、自分の意見をゼロから考えるのが大変です。
でも何かしらヒントがあれば、そこから考えを巡らせることができます。
「言いたいコトがあるのに何て表現したらいいのか分からない…」
そんなときにも、メモした言葉が案外役に立ちます。
入試本番で使える武器を、今のうちに増やしておきましょう。
3~4日目:練習問題に挑戦する
小論文の構成に慣れたら、次は練習問題に挑戦しましょう。
いきなり800字なんて書ける自信がないという人は、400字からでもOK。
また、この段階では制限時間も気にしなくていいです。
テーマも絞らなくていいので、とにかくいろいろな問題に挑戦してみましょう。
ただ、ここで解く問題は何でも良いですが、できれば模範解答があるものを選びましょう。
このブログの公式noteでは、練習問題と模範解答を有料で公開しています。
手元に問題がない人や、模範解答を参考にしたいという人は、ぜひご覧ください。
5~6日目:過去問を解く
練習問題が解けるようになったら、いよいよ過去問に挑戦です。
まずは入試の年が近いものから、ひととおり書いてみましょう。
設問には制限時間や文字数が書いてあるので、見落とさないように注意してください。
もし時間があれば、2周目、3周目と繰り返し挑戦するといいでしょう。
そうしているうちに、志望校の傾向が分かってくるかもしれません。
そしてなにより、小論文は書いた分だけ上達します。
時間の許す限り何度も書くことが、志望校合格への近道です。
7日目:関連テーマについて書く
最後は、志望学部に関連するテーマについて書いてみましょう。
ここで役に立つのが、これまでに集めておいたニュースです。
好きなものを選んで問題をつくり、それについて小論文を書いてみましょう。
志望校の出題タイプによって、やり方を変えるのがいいですね。
テーマ型の場合:ニュースのテーマをもとに自分の意見を書く
課題文型の場合:ニュース本文や記事の内容をもとに書く
ここでも、実際の制限時間や文字数に合わせて取り組むようにしてください。
小論文の基本はこれでOK
実際の対策プランを紹介しましたが、いかがでしたか?
すぐに実践できそうな人は、さっそく今日から対策を始めていきましょう。
しかしなかには、小論文の基本がいまいち分からないという人がいるかもしれません。
そんな人も安心してください。
小論文の基本について学べる記事を、ポイント別にまとめました。
自信がないところは何度も見直して、小論文対策にぜひ活用してください。
入試直前から始める小論文対策まとめ
「入試直前から始める小論文対策」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
小論文を短期間で仕上げるとなると、つい焦ってしまう高校生が多いと思います。
しかし、1週間を有効に使うことができれば、入試レベルの小論文を書くことも十分可能です。
今回紹介したプランをもとに、小論文対策に取り組んでみてくださいね。
<毎日やること>
志望学部に関連するテーマのニュースを毎日ピックアップ
<7日間の対策プラン>
- 1~2日目:模範解答の丸写し
- 3~4日目:練習問題に挑戦
- 5~6日目:過去問を解く
- 7日目:関連テーマについて書く
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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