【読書レポート対策】課題図書を攻略する3つのポイントとレポートの書き方を4ステップで解説!

【読書レポート対策】課題図書を攻略する3つのポイントとレポートの書き方を4ステップで解説!
じんまる
こんな高校生におすすめです!
  • 本を読んで書く小論文が出題される
  • 入学前の課題で読書レポートが出された
  • 読書レポートの書き方が分からない

この記事では、「読書レポートの書き方」についてなるべく分かりやすく説明します。

読書レポートの書き方が分からなくて困っている高校生は、この記事で一緒に勉強しましょう。

読書レポートは課題図書のある小論文

ショウ
ショウ

総合型選抜で読書レポートが必要になりました…

ロン
ロン

本を読んで書く小論文のコツはありますか?

じんまる先生
じんまる先生

この記事を読んで「読書レポートの書き方」を身に付ければ、迷わず書けるようになりますよ。

読書レポートとは?

ここ数年の大学入試では、総合型選抜が注目されていますよね。

入試科目や提出課題として「読書レポート」を出す大学が増えています。

じんまる先生
じんまる先生

課題図書の内容をテーマにした小論文もありますね。

ところで、あなたは読書レポートを書いたことがありますか?

ここで“読書感想文”を思い浮かべた人は要注意。

実は、「読書感想文」と「読書レポート」はまったくの別物なんです。

読書レポートと読書感想文の違い

ショウ
ショウ

てっきり同じものだと思ってました…

ショウくんのように、勘違いしたまま「読書感想文」を書いてしまうと、大変なことになってしまいます。

読書感想文なのに読書レポートを書いた・・・〇

読書レポートなのに読書感想文を書いた・・・✕

入試本番で失敗しないように、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

<読書感想文の特徴>
  • 自分が感じたことをそのまま書く
  • 主観的(自分目線)な文章
  • 作文と同じイメージ
<読書レポートの特徴>
  • 本の要約、自分の意見、理由や根拠などを書く
  • 客観的(第三者目線)な文章
  • 小論文と同じイメージ

このように、読書感想文と読書レポートはまったく違うものなんです。

じんまる先生
じんまる先生

読書レポートは「課題図書のある小論文」だと思ってください。

課題図書の読み方3つのポイント

ここからは、具体的なポイントについて解説していきましょう。

まず、読書レポートを書くために課題図書を読みますよね。

しかし、課題図書をなんとなく読んでしまうと、適当な文章しか書けません。

特に、事前課題として提出する場合、しっかり対策した人との差がはっきり現れてしまいます。

読書レポートを完璧に仕上げるためにも、課題図書を読むときには以下3つのポイントを意識してください。

<課題図書を読む3つのポイント>
  • 目次に目を通す
  • 必ずメモを取る
  • 自分の考えも書いておく
じんまる先生
じんまる先生

それぞれのポイントを順番に解説します!

ポイント1:目次に目を通す

まず、本文を読み始める前に、目次に目を通しておきましょう。

そうすることで、どんなことが書かれている本なのか、全体像をイメージできます。

あらかじめ内容が分かっていると、読んだときに理解しやすいですよね。

それに、本の内容が全然入ってこない…という問題も防ぐことができます。

重要なキーワードを取りこぼさないためにも、全体のイメージをつかんでおくことが重要です。

ポイント2:必ずメモを取る

目次に目を通したら、実際に読み進めていきましょう。

このときに意識して取り組んで欲しいのが、書かれている内容をメモすることです。

より良いレポートを書くためには、正確な情報が必要です。

ここでいう情報とは、何がどんな風に書かれていたのかということですね。

どんなに印象的な内容だったとしても、時間が経てば忘れてしまいます。

筆者の意見が書かれているところ、具体例を挙げているところなど、レポートに使えそうな表現は積極的にメモしておく。

そうすることで、いざレポートを書くときスムーズに進めることができますよ。

また、近くにページ数も書いておくと、あとで確認するときに便利ですね。

じんまる先生
じんまる先生

何度も出てくる言葉やキーワードに注目して、読み進めてみましょう。

ポイント3:自分の考えも書いておく

本の内容をメモしたら、そこに自分の考えも書き加えておきましょう。

読書レポートでは、本の概要に加えて、自分の意見やその理由、根拠についても書かなくてはいけません。

その材料を集める意味でも、課題図書を読みながら自分の考えをまとめておくのはとても効果的です。

この作業を省略してしまうと、改めて読み返す手間が増えてしまいますよね。

そうならないためにも、箇条書きでもいいので、自分の意見や考えもメモしておくといいですよ。

じんまる先生
じんまる先生

「自分の考えを書く=レポートの準備になる」ということですね。

読書レポートの書き方4ステップ

ここからは、読書レポートの具体的な書き方について、4つのステップに分けて説明していきます。

ちなみに、読書レポートの基本ルールは小論文と同じです。

小論文の基本ルールが心配な人は、以下の記事で一緒に復習しましょう。

この記事をチェック!
【高校生向け】ポイントは3つだけ!小論文の基本ルールを身に付けよう。
【高校生向け】ポイントは3つだけ!小論文の基本ルールを身に付けよう。
<読書レポートの書き方4ステップ>

1)本の内容を要約する(序論)

2)自分の意見を書く(本論1)

3)根拠や理由を書く(本論2)

4)まとめを書く(結論)

じんまる先生
じんまる先生

ひとつずつ順番に解説しますね!

1)本の内容を要約する(序論)

読書レポートは、まず本の要約から書き始めます。

先ほどのメモをもとに、筆者は何を伝えたかったのか?という目線でまとめていきましょう。

ここで注意すべきなのが、要約は書き写すことではないという点です。

じんまる先生
じんまる先生

文章の“抜き出し”や“丸写し”は要約ではありません!

重要だと思うところを取り上げて、分かりやすくまとめるのが要約です。

本の内容をそのまま書き写すことのないよう、気をつけてください。

2)自分の意見を書く(本論1)

次に、課題図書のなかで自分が注目したところをいくつかピックアップします。

その内容をもとに、あなたの意見を書いてみましょう。

じんまる先生
じんまる先生

「この部分を読んで、こう考えた」というイメージですね。

課題図書を読みながら作ったメモを活用すると、スムーズに書けると思います。

また、文章を引用する場合は、誤解を与えないように注意してください。

あたかも自分の意見であるような表現は、減点のもとになるのでやめましょう。

3)根拠や理由を書く(本論2)

あなたの意見が書けたら、その理由を書きましょう。

このパートでは、あなたがなぜそう考えたのか、読んでいる人が納得できるようにまとめなくてはいけません。

ロン
ロン

その書き方、なんだか聞いたことありますね。

じんまる先生
じんまる先生

よく気が付きましたね!ここは小論文の本論と同じイメージで書くといいですよ。

小論文と同じように、根拠となる資料を織り交ぜながら書くと説得力が上がります。

公共機関のデータや新聞記事など、小論文対策でネタを集めていた人は、ここでも役に立ちそうですね。

事前課題の場合は書きながら調べることもできるので、読み手を納得させられるように工夫してみましょう。

4)まとめを書く(結論)

最後に、自分の意見をひとことでまとめましょう。

最大のポイントは、文章をダラダラ書かないこと。

まとめを書いているうちに話がズレて、次の話題に移ってしまう。

これは、読書レポートや小論文を書き慣れていない高校生にありがちなミスです。

そして当然ながら、上手くまとまっていない文章は減点されてしまいます。

より良いレポートにするためにも、まとめは簡潔に書くように意識しましょう。

読書レポートの書き方まとめ

この記事では「読書レポートの書き方」について解説しましたが、いかがでしたか。

読書レポートの基本は、小論文と同じです。

今回お伝えしたポイントを意識して、読書感想文にならないように気をつけながら書きましょう。

読書レポートの書き方まとめ

<課題図書を読むときの注意点>

  • 目次に目を通す
  • 必ずメモを取る
  • 自分の考えも書いておく

<読書レポートの書き方4ステップ>

1)本の内容を要約する(序論)

2)自分の意見を書く(本論1)

3)根拠や理由を書く(本論2)

4)まとめを書く(結論)

小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。

この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。

何度も見返すことができるように、ブックマークをおすすめします!


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じんまる
じんまる
小論文の先生
Profile
沖縄県在住の現役塾講師┃小論文・志望理由書・面接の対策/総合型選抜・推薦入試専門┃個別指導対応┃大歓迎→偏差値50台以下/勉強が苦手/文章が書けない/部活一筋の高校生┃志望校合格に向けて一緒に勉強しましょう!≪指導実績≫総合推薦入試合格率100%(2022年度・2023年度)
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