新聞ノートで点数アップ!作り方と3つのメリットを紹介(小論文・時事問題対策)
- 小論文のネタに困っている
- 本論がなかなか書けない
- 新聞の活用方法を知りたい
この記事では、「新聞を使った小論文対策」についてなるべく分かりやすく説明します。
小論文のネタに困っているという人は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
小論文対策には新聞が最適
小論文で使えるネタが思いつきません。
新聞を読むと良いと聞きましたが、活用方法を教えて欲しいです。
この記事を読んで「新聞を使った小論文対策」を実践すれば、より具体的な小論文を書けるようになりますよ。
ネタに困ったことはありませんか?
「小論文は三部構成で書きましょう」
このように教わっている人も多いのではないでしょうか。
基本的には、序論で自分の意見、本論で根拠や理由、結論でまとめを書くという流れになりますよね。
小論文の3部構成が不安な人は、以下の記事で一緒に復習しましょう。
そして、ここで注目したいのが、本論の書き方です。
具体例が思い浮かばずに困った経験はありませんか?
いつもそこで時間を使ってしまいます…
今このブログを読んでいるあなたも、心当たりがあるのではないでしょうか。
実はショウくんのように、小論文のネタに困っている高校生がとても多いんです。
そんな人にこそ、新聞を読んで欲しいんです!
小論文対策に新聞が有効な理由
では、なぜ新聞を読むといいのでしょうか。
それは、小論文の試験で見られているポイントに関係しています。
- 文章を書く力があるか
- 自分の考えを持っているか
- 資料や文章を読み取れるか
- 普段から情報収集しているか
小論文の練習をしているうちに、文章は自然と上手になります。
しかし、ネタとなる情報はコツコツ集めるしかありません。
資料や文章も、読みなれていないと本番で足を引っ張る原因になってしまいます。
そんな問題をまるごと解決できるのが、新聞を読むことなんです。
新聞は簡潔に書かれた文章の代表。
幅広いジャンルの最新情報がコンパクトにまとまっているので、忙しい高校生にぴったりのアイテムだと言えます。
普段から新聞を読むことで、以下のようなメリットがありますよ。
- 常体の文章に慣れる
- 時事問題に強くなる
- 語彙力が高まる
常体の文章に慣れる
あなたも一度は新聞を読んだことがあると思いますが、堅苦しい印象はありませんでしたか?
新聞では、文末表現に「だ・である調」が使われています。
これは常体と呼ばれる表現で、実は小論文と同じなんです。
普段読んでいる文章は、文末が「です・ます」で書かれていることが多いのではないでしょうか。
新聞を読んで「常体」の文章に慣れておけば、迷わず書けるようになりますよ。
そのほかにも、長文を正確に読めるようになる、資料の読み解きにも慣れてくるなど、多くのメリットがあります。
時事問題に強くなる
小論文対策として、ネットニュースを活用することがあると思います。
しかしその場合、志望学部に関連する情報しか調べない高校生が多いんです。
小論文は、いろいろな視点を持っている人ほど、より客観的な意見を書けるようになります。
もし偏った情報しか持っていないと、入試本番で思うような文章が書けないかもしれません。
その一方、新聞はさまざまなジャンルの記事が載っていますよね。
学部に関連する内容以外にも、世界的に注目されている出来事や日本の政治に関するニュースなど、まとめてチェックすることができます。
そのため、普段から新聞を読むことで情報感度が高まり、自然と時事問題にも強くなりますよ。
語彙力が高まる
新聞は、不特定多数の人に向けられて書かれていますよね。
どのような人が読むのかわからない状態で書かれているので、誰が読んでも分かりやすい表現で書かなくてはいけません。
そのため、表現方法や言葉選びのお手本にするなら、新聞が最適というわけです。
また新聞を読んでいると、聞きなれない言葉が使われていることもありますよね。
自分の意見を分かりやすく説明するためには、慣用句や単語が武器になります。
初めて見た言葉をメモしておく、新しく覚えた言葉を積極的に使うなど、入試本番で活用できるように準備しておきましょう。
まずは見出しだけでもOK
そうは言っても、なかなか新聞を読む気になれない人もいると思います。
そんな人は、新聞を広げることから始めましょう。
はじめは見出しをチェックするだけでもOK。
一通り目を通せるようになったら、志望する学部に関係しそうな記事をピックアップしてみましょう。
小論文対策には「読売中高生新聞」がおすすめ!
新聞が大事なのは分かったんですが、なんだか難しそうですよね。
そんな人には「読売中高生新聞」がおすすめですよ!
読売中高生新聞では、普通の新聞では難しく感じてしまう時事問題を、分かりやすく解説しています。
小論文対策に役立つワークシートや一問一答も付いていて、まさに受験生のための新聞。
慣れない新聞を毎日読むのは大変ですが、これなら週に1回でまとめて対策できます。
効率よく情報収集できるので、勉強や部活で忙しい高校生にぴったりの新聞なんです。
読売中高生新聞については、以下の記事で詳しく解説しています。
本論をスラスラ書けるようになりたい人は、ぜひチェックしてください。
新聞ノートをつくろう
新聞を読むだけで、こんなに多くのメリットがあるんですね!
そうなんです。でも読んで終わりにするのはもったいないですよ。
じんまる先生、どういうことですか?
気になった新聞記事をスクラップして、自分だけの新聞ノートを作りましょう。
新聞ノートの作り方3ステップ
それでは、具体的なやり方について説明していきましょう。
①気になった記事を切り取る
②記事の内容を要約する
③自分の意見をまとめる
①気になった記事を切り取る
まずは、新聞記事の中から気になる記事を見つけましょう。
その記事を切り取って、ノートの見開き左ページに貼り付けます。
記事の近くに、新聞の名前と日付も書いておきましょう。
新聞を切り抜くのが嫌な人は、コピーでもOKです。
②記事の内容を要約する
それができたら、ノートの見開き右ページを半分に分けましょう。
そしてノートの上半分に、切り取った記事の要約を書きます。
簡潔にまとめる練習なので、なるべく100字以内で書きましょう。
③自分の意見をまとめる
最後に、要約文の下のスペースを使って自分の意見を書きます。
その記事を読んで思ったこと、考えたことなど、200字程度でまとめてみましょう。
調べた言葉もメモしておくと、まとめて復習できて便利ですよ。
新聞ノート3つのメリット
気になった記事を切り取ってノートに貼り、自分の意見と一緒にまとめたもの。
それが新聞ノートです。
読んで終わりにしてしまうと、そのときは発見があってもすぐに忘れてしまいます。
あとで思い出そうとしても、その記事にたどり着けないこともあるんです。
でも新聞ノートを作っていれば、そこに自分の考えがどんどん貯まっていきます。
ノートは後から見直せるので、分からなくなったことを確認したり、足りない部分を補えたりできるのも良いところ。
入試の直前にも見返せるだけでなく、毎日継続して分厚くなったノートは自信にもなりますよね。
新聞ノートを作ることで、以下のようなメリットもありますよ。
①論理的思考が身に付く
②課題発見力が向上する
③知識が定着しやすい
①論理的思考が身に付く
小論文では、自分の意見を相手に分かりやすく伝えなければなりません。
そのときに必要なのが、物事を筋道立てて考えること。
つまり、論理的に考える練習をしておかないと、小論文が書けないということです。
論理的に考える力のことを「論理的思考力」と呼びます。
論理的思考力を鍛えるには、新聞を読むのが効果的です。
しかしそれだけでなく、自分の意見や要約を文字にすることで、さらに効果が上がるんです。
記事の内容を限られた文字数でまとめるには、物事の本質(何が言いたいのか)をしっかり読み取らなくてはいけません。
また、何をどんな順番で書くのかも重要です。
実際に小論文を書くときも、これと同じことが言えますね。
つまり、論理的思考力を鍛えておくことが、入試本番での高得点に繋がるというわけです。
②課題発見力が向上する
小論文は、問題のテーマに対して自分で問いを立てるところから始まります。
この「問いを立てる」練習にぴったりなのが、新聞ノートなんです。
新聞ノートには、記事の要約に加えて自分の考えも書き込んでいきます。
そのため、ただ情報を集めるだけでなく、課題や論点を見つけ出さなくてはいけません。
記事の内容だけでなく、背景にある問題にも意識を向けてみたり、なぜその記事が注目されているのか考えてみたり。
そうやって記事を読んでいると、内容を深く読み解いたり、多角的な視点から分析できるようになってきます。
つまり新聞ノートを続けることによって、課題発見力が自然と身に付いてしまうんです。
③知識が定着しやすい
知識を付けようといくら新聞記事を読んでも、それだけでは内容が頭に残りません。
しかし記事の内容をノートにまとめることで、その知識がしっかり頭に入るようになるんです。
なぜなら、記事の内容をノートにまとめるには、自分の言葉で書き直さないといけないから。
そうすることで、内容を深く理解できるし、大切なポイントが頭に残りやすくなるんです。
さらに、関連するテーマについて体系立ててまとめていけば、いろいろな知識を関連付けることもできます。
このように、新聞ノートをコツコツ作り続けていくことで、知識がどんどん定着していきますよ。
新聞を使った小論文対策まとめ
この記事では「新聞を使った小論文対策」について解説しました。
「小論文の練習をしていても、本論がなかなか書けない」
そんな人は、情報が足りていないのかもしれません。
新聞ノートを作って、小論文で使えるネタをどんどん増やしていきましょう。
<新聞を読むメリット>
・常体の文章に慣れる
・時事問題に強くなる
・語彙力が高まる
<読売中高生新聞を読もう>
・時事問題を分かりやすく解説
・小論文対策に最適
<新聞ノートを作ろう>
①気になった記事を切り取る
②記事の内容を要約する
③自分の意見をまとめる
<新聞ノート3つのメリット>
・論理的思考が身に付く
・課題発見力が向上する
・知識が定着しやすい
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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