【大学入試対策】小論文のレベルを上げる「6種類の接続詞」を解説します!
- 小論文で使う接続詞が分からない
- 1点でも多く点数を稼ぎたい
- 小論文のレベルを上げたい
この記事では、「接続詞の使い方」についてなるべく分かりやすく説明します。
小論文でより高い点数を取るためにも、この記事で一緒に勉強していきましょう。
接続詞の使い方で点数が変わる
小論文の添削をお願いすると、接続詞の使い方を注意されるんです。
どの接続詞を使えばいいのか分からなくなってしまいます。
この記事で「接続詞の使い方」を理解すれば、減点されない小論文を書けるようになりますよ。
接続詞が使えないと減点対象になる
接続詞と聞いてどんな言葉を思い浮かべますか?
だから、だって、でも、、、とかですかね。
この記事をご覧のあなたは、どんな接続詞が思い浮かびますか?
実はショウくんが挙げたものは、すべて使ってはいけない接続詞なんです。
こんな接続詞を使うと減点対象に!
読みやすい小論文を書くためには、接続詞の使い方がポイントになります。
普段なんとなく使っている接続詞ですが、使い方を間違えると減点のもとになってしまうんです。
せっかく頑張って練習したのに、点数に結びつかないのは悔しいですよね。
試験本番で結果を残すためにも、面倒くさがらずしっかり勉強しておきましょう。
小論文で使ってはいけない接続詞は以下の2種類です。
- 話し言葉のような接続詞
- 長すぎる接続詞
では、順番に説明していきますね。
話し言葉のような接続詞
まずひとつめは「話し言葉」のような接続詞です。
無意識に使っている高校生が非常に多いのですが、そもそも小論文では話し言葉を使ってはいけません。
- だって
- でも
- なので
- だから
- それで
小論文では客観的な文章が求められるので、「書き言葉」を使うにしましょう。
- だって なぜなら
- でも しかし
- なので そのため
- だから したがって
- それで それゆえ
「話し言葉」と「書き言葉」の違いは、以下の記事で詳しく解説しています。
長すぎる接続詞
ふたつめは「長すぎる」接続詞です。
- それにもかかわらず
- それはさておき
- そうは言っても
- しかしながら
- それにしても
これらを使っても間違いではありませんが、文章が読みづらくなってしまいます。
本当に言いたいことが伝わりづらくなってしまうので、なるべく使わないようにしましょう。
読み手の立場に立って書くことも重要なスキルですよ。
小論文で使う接続詞はこれだ!
ここからは、小論文で使って欲しい接続詞を紹介していきましょう。
よく使うものをまとめると、以下の6種類に分かれます。
- 順接
- 逆説
- 説明
- 並立・添加
- 対比・選択
- 転換
6種類の接続詞を使いこなそう!
それでは、具体例を交えながら順番に説明していきますね。
なお、順接、逆説などの名称を暗記する必要はありません。
「具体的にどんな接続詞があるのか」というところに注目していきましょう。
①順接
順接の接続詞は、結果を説明するときに使います。
よって、そこで、すると、そのため、したがって
彼女は地道に勉強した。そのため、志望校に合格できた。
②逆説
逆説の接続詞は、対立する結果を表すときに使います。
だが、しかし、けれど、ところが、とはいえ
彼は地道に練習した。しかし、優勝することができなかった。
③説明
説明の接続詞は、補足事項や具体例を説明するときに使います。
つまり、すなわち、なぜなら、たとえば、要するに
彼女は毎日図書館にいる。なぜなら、小説を読むのが好きだからだ。
④並立・添加
並立・添加の接続詞は、2つの事柄を並べるときに使います。
そして、また、しかも、さらに、および
彼はカレーライスを食べて、さらに、ラーメンも食べた。
⑤対比・選択
対比・選択の接続詞は、2つの選択肢を比べるときに使います。
または、あるいは、それとも、むしろ、もしくは
文系に進むか、それとも、理系に進むか迷っている。
⑥転換
転換の接続詞は、話題を変えるときに使います。
さて、ところで、では、次に、ときに
ところで、バスケットはお好きですか?
じんまる先生、すべて覚えられる自信がありません・・・
自分が使いやすいものを選んで書くといいですよ!
接続詞の使い方にも気を付けよう!
ところで、先ほど紹介した6種類の接続詞を使っていれば完璧だと思っていませんか?
実は、正しい使い方ができていない場合も減点対象になってしまうんです。
以下のような使い方をしないように心掛けましょう。
接続詞が多すぎる
ひとつめは、接続詞が多すぎるケースです。
文章を読みやすくする接続詞ですが、これを多用してしまうと逆効果。
しつこい印象を与えてしまう、幼稚な文章に見えてしまうなど、マイナス要因になってしまいます。
省略できるものは極力省いて、すっきりとした文章を心掛けましょう。
漢字で表記している
二つめは、接続詞を漢字で書いているケースです。
漢字の接続詞でつなぐと読みづらいので、小論文ではひらがなで書きましょう。
代表的な例をまとめましたので、ぜひ活用してください。
- 確かに たしかに
- 又は または
- 更に さらに
- 尚 なお
呼応表現が間違っている
三つめは、呼応表現が間違っているケースです。
日本語には、「ある言葉を使ったときに、決まった言葉で受けなければいけない」というルールがあります。
これを呼応表現と呼ぶのですが、崩してしまうと言いたいことが正しく伝わらなくなってしまうんです。
代表的な例をまとめましたので、ぜひ活用してください。
- なぜなら~からだ。
- おそらく~だろう。
- もし~ならば
接続詞の使い方まとめ
「接続詞の使い方」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
文章を分かりやすくするためには、接続詞が欠かせません。
接続詞を正しく使って、よりレベルの高い小論文を書けるようにしましょう。
<小論文で使ってはいけない接続詞>
・話し言葉のような接続詞
・長すぎる接続詞
<小論文で使いたい接続詞>
①順接:よって、そこで、すると、そのため、したがって
②逆説:だが、しかし、けれど、ところが、とはいえ
③説明:つまり、すなわち、なぜなら、たとえば、要するに
④並立・添加:そして、また、しかも、さらに、および
⑤対比・選択:または、あるいは、それとも、むしろ、もしくは
⑥転換:さて、ところで、では、次に、ときに
<減点対象になる使い方>
・接続詞が多すぎる
・漢字で表記している
・呼応表現が間違っている
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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