合格できる小論文はこれだ!上手い人が気を付けている4つの共通点
- 小論文で1点でも多く取りたい
- 少しでも合格に近づけたい
- 小論文対策が思うように進まない
この記事では、「合格できる小論文の共通点」についてなるべく分かりやすく説明します。
入試本番で点数を落とさないためにも、この記事で一緒に勉強していきましょう。
小論文が上手い高校生が気をつけていること
小論文対策が思うように進みません。
確実に点数を増やせる方法はありませんか?
この記事を読んで「合格できる小論文の共通点」を理解すれば、余計な減点をなくすことができますよ。
小論文はここを見られている
総合型選抜(旧AO入試)や推薦入試で、小論文を書かせる大学が増えてきました。
つまり、それだけ多くの受験生が小論文対策を強いられているというわけです。
ところでショウくん、大学受験の小論文では何を見ているのか知っていますか?
いや、考えたこともなかったです。
多くの場合、以下のような点を確認するために小論文が出題されています。
- 自分の意見を論理的に説明できるか
- 志望学部に関連する予備知識があるか
- 日本語を正しく使えているか
つまり、小論文で高得点を取るためには、最低限これらの条件を満たしておく必要があるということです。
基本を徹底してますか?
さて、ここで重要なのが、無理に背伸びをしないということです。
賢そうな文章を書かなくちゃと奮闘するものの、赤字だらけの添削に挫折してしまう高校生が結構います。
しかし小論文は、読み手に納得してもらえる文章を書ければいいので、凝った文章を書く必要はありません。
それに、誰も思いつかないような奇抜なアイデアを求めているわけでもありません。
基本に忠実に書いていけば、おのずと合格できる小論文が出来上がるというわけです。
合格できる小論文4つの共通点
具体的にどんなところに気を付けたらいいですか?
合格できる小論文には、大きく4つの共通点があります。
①設問通りに答えている
②文章の流れが整理されている
③正しい日本語で書いている
④客観的な文章になっている
それでは、ひとつずつ順番に説明していきましょう。
①設問通りに答えている
まず、合格するための絶対的なポイントが、設問通りに答えているかどうかです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、問題の内容をきちんと理解しないまま書き始めてしまう高校生がとても多いです。
問題文を途中までしか読まずに、思い込みで進めてしまう人は要注意。
まずは、問題文をしっかり読んでどのタイプの問題なのかをはっきりさせましょう。
あらかじめ志望校の過去問をチェックしておくことも重要ですよ。
タイプ別の書き方は以下の記事で解説しています。
また、受験の小論文には必ずと言っていいほど字数制限があります。
文字数の指示を守るというのも、合格できる小論文に欠かせないポイントです。
少なすぎるだけでなく、越えてしまうのも減点対象となりますので気をつけましょう。
ダラダラと文字数稼ぎをするのもマイナスの印象になるのでやめましょう。
- 〇〇字以内:最低8割(理想は9割以上)
- 〇〇字以上〇〇字以内:上限字数の9割
- 〇〇字程度:プラスマイナス1割程度
②文章の流れが整理されている
文章の流れが整理されていることも、合格できる小論文の大きな特徴です。
どんなに良い内容を書いていても、それが読み手に伝わらなければ意味がありません。
そのため、きちんと整理された状態で書かれている必要があります。
これは、小論文の基本と言われる三部構成に沿って書いていけば問題ありません。
序論で自分の意見を述べ、本論でその理由を説明し、結論でまとめる、という流れですね。
絶対にこの方法で書かないといけないわけではないですが、受験までのわずかな期間で仕上げるためには三部構成で書くのがおすすめです。
小論文の三部構成を忘れてしまったという人は、以下の記事で一緒に復習しましょう。
自分の意見が明確になっていることも重要なポイントです。
③正しい日本語で書いている
次は、正しい日本語で書かれているかどうかです。
前提として、日本語が正しく使えていない文章はとても読みにくいと思います。
これは、なんとなく想像がつきますよね。
しかし、間違った日本語を使ったことによる影響はそれだけではありません。
ちょっとした日本語のミスが、大幅な減点に繋がってしまうこともあるんです。
ほんの少し間違えただけで、小論文の内容がガラッと変わったり、誤解が生じたりすることがあります。
そうなると、文章の意味が通じなくなり、小論文として成り立たなくなってしまいます。
当然ながら、そんな答案では読み手を納得させることができないので、減点対象になってしまうというわけです。
自分の意見を正確に伝えるためには、正しい日本語を使わなくてはいけません。
正しい表現ができているか、小論文にふさわしい言葉づかいになっているかなど、細かい部分にも注意して書くようにしましょう。
これまで実際にあったNG例を紹介します。
- 漢字や送り仮名が間違っている
- 話し言葉、ら抜き言葉を使っている
- 主語と述語が嚙み合っていない
- 接続詞を正しく使えていない
- 常体(だ・である)と敬体(です・ます)が混ざっている
- オリジナルの造語を使っている
- 誤字脱字が目立つ
きれいな字で丁寧に書いているか、原稿用紙を正しく使えているか、という点も見られていますので気をつけましょう。
原稿用紙の使い方に自信がないという人は、以下の記事で一緒に復習しましょう。
④客観的な文章になっている
そして最後に、合格できる小論文はすべて客観的な文章になっています。
つまり、第三者の立場に立って意見を述べているということですね。
では、例文を使って説明していきましょう。
「遠い」と思う基準は人それぞれですから、すべての人が納得できる文章ではないですよね。
ただ「遠い」と書いているだけでは、主観的な意見となり不十分です。
一方、具体的な時間を書くことで、すべての人が納得できる文章になります。
小論文では、このように客観的な文章が求められているというわけです。
合格できる小論文は、ただ自分の意見を書いているだけでなく、しっかりとした根拠があるのが大きな違いです。
また、このような文章を書くことができると、情報が正しく伝わり説得力も上がります。
このように、誰が読んでも「なるほど、そうだよね」と思うような文章になっているのが、合格できる小論文の特長です。
自分の意見に一貫性があることも重要なポイントです。
合格できる小論文まとめ
「合格できる小論文の共通点」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
入試本番で点数を落とさないためにも、今回紹介した4つのポイントを意識して練習してみてください。
①設問通りに答えている
②文章の流れが整理されている
③正しい日本語で書いている
④客観的な文章になっている
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
何度も見返すことができるように、ブックマークをおすすめします!