小論文は学びの宝庫!一生使える「書くちから」を身につけよう
- これから小論文対策をはじめる
- 小論文対策のモチベーションが上がらない
- 文章力に自信がない
この記事では、「小論文対策で身につく力」についてなるべく分かりやすく説明します。
受験のあとも役立つスキルを身に付けるために、この記事で一緒に勉強していきましょう。
文章力が上がると人生が変わる
小論文対策をやる気がおきません。
小論文って何の役に立つんですか?
この記事で「小論文対策で身につく力」を理解して、勉強のモチベーションアップにつなげましょう。
一生使えるスキルを身につけよう
あなたは何のために小論文対策をしていますか?
多くの人は「志望校に合格するため」と答えるのではないでしょうか。
もちろん、志望校で小論文が出題される場合は対策が必要ですよね。
自分の意見を論理的に表現できるようになるには、時間がかかるかもしれません。
でも実は、受験のためにやっていた小論文対策で、将来ずっと役立つスキルを身につけることができるんです。
小論文がトレーニングになる
ではここで問題です。
小論文はどのような文章だったか覚えていますか?
自分の考えを論理的に表現して、読み手に納得してもらう文章です。
ショウくんの言うとおり、小論文では自分の意見を簡潔にまとめ、わかりやすい文章にして伝えなくてはいけません。
つまり小論文の練習が、自分の言いたいことを正確に伝えるトレーニングになっているということです。
ところで、みなさんの学校でも「国語表現」の授業をやっていませんか?
この授業は、「話す」「聞く」そして「書く」ことに重点を置いた授業です。
このような授業が新たに加わったことでも分かるように、自分の考えをきちんと伝えられるというのは、これからの社会でとても重要なスキルとなります。
小論文で身につく3つの力
小論文対策が、自分の意見を正確に伝える練習になっているとお伝えしました。
では具体的にどんな力が身につくのでしょうか。
この記事では、代表的な3つのちからを取り上げます。
<小論文で身につく3つの力>
①思考力(考えるちから)
②判断力(選ぶちから)
③表現力(伝えるちから)
ひとつずつ順番に説明していきましょう。
①思考力(考えるちから)
ひとつめは「思考力」です。
小論文は、与えられた問題に対して自分で答えを導き出さなくてはいけません。
そのためには、ものごとを論理的にとらえ、いろいろな角度から考察する必要があります。
ひとつの答えに対して、「なんで?」「どうして?」というように、自分の考えをどんどん掘り下げていくイメージですね。
たとえば、ごみのポイ捨てについて考えてみましょう。
「ごみのポイ捨ては社会的によくない」という答えがあったとします。
この答えをもとに「なぜ?」という観点から具体的な答えを考えてみると・・・
「まちの景観を損なうから」「環境破壊につながるから」など、より具体的な答えが出てきました。
小論文ではこのように「なんで?」「どうして?」という視点からものごとを考えることが多いので、論理的な思考が自然に身につくというわけです。
②判断力(選ぶちから)
ふたつめは「判断力」です。
数学や英語などの問題とは違い、小論文は答えが決まっていません。
そのため、いちばん良い答えは何なのか、どうすれば問題を解決できるかなど、自分で判断する必要があります。
高校の授業では、あらかじめ決められた答えを探し出す形式のものが多いですよね。
しかし、小論文では自分自身で答えを探し判断しなくてはいけません。
では、「ごみのポイ捨ては環境破壊につながるからダメ」という問題を解決してみましょう。
ごみのポイ捨てをなくして環境を守るためには、どうしたらいいでしょうか。
まず、ゴミ箱を設置する場所をふやすという方法があるでしょう。
ポイ捨てしづらい環境をつくるために、美化活動を強化するという方法もありますね。
このように、問題を解決するためにどんな方法があるのか、どの方法が最適なのかを考えながら書くのが小論文です。
そして、このような思考でいろいろな練習問題に挑戦することにより、柔軟な判断力が手に入ります。
③表現力(伝えるちから)
三つめは「表現力」です。
小論文では、自分の意見を分かりやすく伝えなければなりません。
どうすれば納得してもらえる文章になるのか、苦戦している高校生も多いのではないでしょうか。
説明する順番を工夫したり、正しい日本語を使うようにしたり、いろいろと工夫しながら取り組んでいると思います。
でも実はその過程が、表現力を身につけるためのトレーニングになっているんです。
試しに、対策を始めたばかりのころに書いた小論文を読み返してみてください。
自分でも気がつかないうちに、分かりやすい文章を書けるようになっているはずです。
小論文対策を繰り返すことで、自分の考えを分かりやすく伝える力を、自然と身につけられますよ。
将来どんな風に役立つの?
小論文をかくことで、「思考力」「判断力」「表現力」が身につくことをお伝えしました。
ところで、これらの力がどんな風に役立つのか気になりませんか?
高校生のうちは実感が沸かないかもしれませんが、大学、社会人と進むにつれて、テキストでのコミュニケーション力が求められます。
また共通テストでも、思考力・判断力・表現力などを使って解く問題を重視することが検討されています。
つまり、文章を書くスキルがより一層求められる時代になっているというわけです。
人生の選択肢を広げよう
ここまでお伝えしたとおり、小論文の練習をすることで、ものごとを筋道立てて考えられるだけでなく、自分の意見を端的に説明できるようになります。
受験対策だけでなく、大学生や社会人になってからも役に立つのなら、やらない手はないですよね。
小論文は決まった答えがないぶん、はじめのうちは難しく感じるかもしれません。
とくに書くことが苦手な高校生にとっては、ハードルが高いですよね。
しかし、小論文対策に力を入れることで、それだけ多くのスキルを身に付けられます。
受験生はもちろん、高校1年生、2年生のうちから小論文に触れておくことで、自分自身の選択肢を広げられますよ。
小論文対策で身につく力まとめ
「小論文対策で身につく力」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
いま小論文対策をがんばることで、将来ずっと使えるスキルを身につけられます。
文章は書いたぶんだけ上手になるので、あきらめずコツコツ取り組んでいきましょう。
①思考力(考えるちから):ものごとを論理的に考えられるようになる
②判断力(選ぶちから):どれが正しいのか自分で判断できるようになる
③表現力(伝えるちから):自分の意見を端的に伝えられるようになる
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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