【小論文を早く書くコツとは?】書くのが遅い高校生4つの共通ポイントと解決策
- 制限時間内に書き終わらない
- 素早く書くためのコツを知りたい
- 小論文対策に行き詰っている
この記事では、「小論文を早く書くコツ」についてなるべく分かりやすく説明します。
小論文をスムーズに書けるようになりたい人は、この記事で一緒に勉強していきましょう。
小論文は時間との戦い
小論文を書くのに時間がかかってしまいます。
早く書けるようになるコツはあるんですか?
この記事を読んで「小論文を早く書くコツ」を身に付ければ、スラスラ書けるようになりますよ。
小論文を書くのが遅い人の共通点とは?
大学入試の小論文には、必ずと言っていいほど時間制限がありますよね。
「最後まで書けなかった…」
「無理やり詰め込んだ…」
「見直しができなかった…」
小論文の練習をしていて、こんな経験をしたことはありませんか?
実際の受験でも、同じような経験をしている高校生が結構います。
そして実は、小論文を書くのが遅い高校生には以下のような共通点があるんです。
1)文字を書くスピードが遅い
2)オリジナルで書こうとする
3)ネタが思いつかない
4)いきなり書き始める
1)文字を書くスピードが遅い
まず、シンプルに文字を書くスピードが遅い人ですが、これはもう仕方ありません。
急いで書いて汚い字になるより、少し時間がかかってもキレイな字で書く方が大事です。
僕は字を書くのが遅い方なんですが、諦めるしかないですか?
そんなことないですよ!スピードを上げることよりも、時間配分に気をつけてみましょう。
小論文は制限時間内に書き終えればいいので、文字を書くのが遅い人は遅いなりに工夫すれば大丈夫。
メモに何分、清書に何分、見直しに何分、というように、だいたいの時間配分を決めておけば、慌てずに書き上げることができます。
そして、時間配分を考えるときに役立つのが、自分が文字を書くスピードを知ること。
そのためにおすすめなのが、模範解答を丸写しすることです。
時間を計りながら原稿用紙に書き写すことで、どのくらいの時間で文字を書けるのかが分かります。
できれば志望校の過去問を確認して、その文字数どおりにやってみましょう。
文字を書くスピードが分かっていれば、あとは逆算して時間配分を決めるだけ。
それだけで、効率よく小論文を書くことができますよ。
ちなみに、800字の手書きにかかる時間は30分が目安です。
2)オリジナルで書こうとする
次は、自己流で書こうとして失敗するケースです。
小論文対策をしていると「序論・本論・結論の順に書こう」というのを耳にしたことがあると思います。
しかし、堅苦しい文章に慣れていない高校生には書きにくいですよね。
だから、書きやすいように自己流の文章で書き進めてしまう。
その結果、どうなると思いますか?
文章のツジツマが合わなくなり、自分の言いたいことが伝わらない。
つまり、小論文として成り立たなくなってしまいます。
もし入試本番でそのような答案を提出してしまったら…結果はなんとなく想像つきますよね。
ですから、確実に点数を取るためには、オリジナルで書こうとせず「序論・本論・結論」の三部構成にそって書きましょう。
よく分からない、忘れてしまったという人は、今のうちに身に付けておけば大丈夫。
小論文の三部構成については以下の記事で詳しく説明していますので、一緒に復習しておきましょう。
3)ネタが思いつかない
そして、自分の意見が書けないという高校生も多いです。
賛成、反対までは書けても、その先の根拠が思いつかないというケースですね。
その原因は、インプットが足りていないことにあります。
小論文を書く練習(アウトプット)はしているけれど、情報収集(インプット)はできていない。
そんな高校生も多いのではないでしょうか。
こればかりは、日々の積み重ねしかありません。
おすすめの対策方法は、志望学部に関連しているニュースを選んで、自分の意見を書いてみること。
これを毎日続けるだけで、使えるネタがどんどん増えていきますよ。
この知識は面接にも役立つので、忙しい受験生にぴったりの対策です。
インターネットやニュースアプリを活用するのもいいですが、高校生向けに発行されている新聞を読むと、効率よく情報収集ができます。
小論文対策に特化したコンテンツがあるのも大きなポイントです。
高校生向けの新聞については以下の記事で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
4)いきなり書き始める
最後に、いきなり書き始めてしまうことですが、これが最大の問題といってもいいでしょう。
小論文が苦手な高校生ほど、いきなり書き始めてしまう傾向にあります。
早く書かなきゃという思いで、真っ先に解答用紙に書き始める。
しかし、自分の意見も整理できないので、途中でペンが止まってしまいます。
そして、書いて消してを繰り返しているうちに、どんどん時間が無くなっていく。
最終的には、無理やり埋めた解答用紙を提出することに。
想像しただけでもゾッとしますね…
自分の頭の中で流れを考えながら、800字の文章にまとめる。
文章を書くのがいくら得意だとしても、これはレベルが高すぎます。
では、どうやって書いたらいいのでしょうか?
小論文を効率よく書くためには、メモ作りが重要です。
メモ作りで時間を短縮しよう
あなたは、小論文の練習中にきちんとメモを作っていますか?
なかには「面倒だから」「作り方が分からないから」といった理由で、メモ作りを省略している受験生がいます。
しかし、そのような人たちは共通して小論文対策に苦戦しているんです。
つまり、小論文をスラスラ書けるカギは“メモ作り”にあると言っても過言ではありません。
メモは小論文の設計図
小論文を書くうえで、メモは設計図のようなもの。
どんな順番で何を書くのか、最後はどのようにまとめるのか。
設計図ができていれば、あとは文章にするだけなので、それほど時間がかかりません。
全体の流れが流れが分かっていないから途中でペンが止まり、余計に時間がかかる。
焦ってとりあえず書くから、良い結果が出ない。
そんなことを防ぐためにも、メモ作りはとても重要なんです。
メモ作りに時間を使おう
ここまでお伝えしたとおり、メモ作りは重要な作業なので、時間をかけてしっかり作りましょう。
たとえば、制限時間60分で800字の小論文を書く場合、15分くらい使っても大丈夫。
そんなに使って大丈夫なんですか?
心配ありません。はじめの段階でしっかり作ることが時間短縮につながりますよ。
小論文が素早く書けるかという点で言うと、ササッと適当に作ったメモではあまり意味がありません。
メモの完成度によって清書の効率が大きく変わるので、そこは意識して取り組みましょう。
<60分800字の目安時間>
メ モ:15分
清 書:35分
見直し:10分
メモ作りにも練習が必要
では、小論文のメモはどのように作ればいいのでしょうか。
実は、たった3ステップで完成させることができるんです。
まず、問題のテーマについて、良い面と悪い面の両方から自分の意見を書き出します。
次に、書き出した中から自分の主張をひとつ決めます。
最後に、選んだ理由を書き出します。
ポイントは、キレイに書こうとしないこと、そして思いついたことは何でも書くことです。
メモは提出しないので、自分が読めれば問題ありません。
変にこだわりすぎて、余計な時間を使わないように注意しましょう。
<メモ作りの3ステップ>
1)良い面と悪い面を考える
2)自分の主張を決める
3)理由を考える
ただし、スムーズに作れるようになるには練習が必要です。
メモ作りの練習がしたいという人は、以下の記事で一緒に勉強しましょう。
小論文を早く書くコツまとめ
「小論文を早く書くコツ」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
制限時間内に小論文が書き終わらないという人は、さっそく今日から始めてみてください。
そして、メモをきちんと作ることができれば、そのあとの効率が一気に上がります。
入試本番で効率よく書けるようにするために、コツコツ練習しましょう。
<書くのが遅い高校生の共通点>
1)文字を書くスピードが遅い ⇒ 時間配分に注意しよう。
2)オリジナルで書こうとする ⇒ 三部構成に沿って書こう。
3)ネタが思いつかない ⇒ 毎日ニュースをチェックしよう。
4)いきなり書き始める ⇒ メモをしっかり作ろう。
<メモ作りの3ステップ>
1)良い面と悪い面を考える
2)自分の主張を決める
3)理由を考える
小論文は、とにかく何度も書くことが上達へのいちばんの近道です。
この記事を参考にして、繰り返し対策してみてくださいね。
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